マカフィーのマイルストーン:日本へのNGFW(Next Generation FireWall)の提供

*本ブログはマカフィーネットワークセキュリティ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー パット・カルフーンによるものをベースとしています。

私は、マカフィーが影響を与えている「包括的な徹底防御アプローチ」へのパラダイムシフトに携わっていることをとても嬉しく思っています。セキュリティ専門家は、今日のサイバー世界でさまざまなセキュリティの脅威から従業員とデータの安全を維持するためには、多層型防御の導入が不可欠であることを十分承知しています。ネットワークセキュリティアーキテクチャの観点からすると、鉄壁のファイアウォールの実現は重要な基本事項です。マカフィーが次世代テクノロジーの構築または買収というミッションを掲げているのも、このファイアウォールの実現のためです。

私たちは数ヶ月に渡り、次世代ファイアウォール(NGFW)を自社で一から構築可能かどうかを判断するために、所有するリソースとテクノロジーの分析と徹底した調査を実施しました。私は、多くの製品カテゴリで市場をリードする製品を提供できるワールドクラスのエンジニアチームを率いています。しかし、成熟した市場に参入して製品の初リリースを提供しても、戦いは厳しいはずです。したがって、安定したテクノロジーを有し、すでに市場で存在感を確立しているパートナーを見つけなければならないことは明らかでした。問題は、こうしたプレーヤーが存在しているかということでした。

そこで見出したのがStonesoftです。これはまたとない機会だと私は直感的に感じました。彼らには、マカフィーがファイアウォール製品のお客様に補足すべき機能を提供するために必要なテクノロジーと製品があったのです。私たちは望ましい成果を確実に得るために、数週間に渡ってインテルと詳細な調査を実施するとともに、第三者機関に依頼して外部分析を行いました。このプロセスでは、公開企業の秘密裏の買収計画と事実調査の狭間で、神経が磨り減るような思いもしました。しかし調査を進めるにつれて、この機会は確かなものだという確信が大きくなっていきました。

広範に及ぶ調査の結果、私の直感が正しかったことが立証されました。Stonesoftの最先端のNGFWテクノロジーをマカフィーの広範な製品ポートフォリオに追加することで、業界で最も充実したネットワークセキュリティポートフォリオを提供することができます。私個人は特に、非常に大規模なネットワークへの拡張性、回避保護テクノロジー、優れたNGFW/VPN機能の3つを提供できるStonesoftの実力に魅力を感じました。

この買収以来、NGFWはお客様にもパートナー様にも好意的に受け入れられており、世界中で著しい成長を遂げています。McAfee Focus Japanに参加した際には、マカフィーのNGFW計画に大きな期待を寄せていただいている多くのエンドユーザー、パートナーの方々にお会いしました。それ以降私たちは、このソリューションを日本に提供するために、フィンランド、米国、日本のチームと緊密に連携して取り組みました。お分かりいただけると思いますが、これは価格表に製品を追加し、いくつかのデータシートを翻訳するだけの作業ではありません。お客様がマカフィージャパンに期待する品質レベルを提供するためには、政府の規制、サプライチェーン、サポートインフラストラクチャへの対応が必要です。言うまでもなく、堅牢で柔軟なNGFWソリューションへの高まるニーズに合わせて、これらの要素を整備する必要があります。

そして私たちは、今後数ヶ月の間にNGFW製品ラインをお客様に提供できることになりました。またリセラー、システムインテグレータ、マネージドセキュリティサービスプロバイダとの提携についても発表する予定です。

この素晴らしいテクノロジーを日本の皆様に提供できる日を楽しみにしております。

※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:A McAfee Milestone: My Account of an Acquisition

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速