オーストラリアのカトリック系(CESA)の学校で McAfee Endpoint Securityの採用が増加

カトリック エデュケーション南オーストラリア (CESA)(英文) が管理する103校のカトリック系学校では、自由にエンドポイント セキュリティを選択し、導入することができます。CESAチームがデザインした学校を主対象とするテクノロジー サービスの中から、ユーザーやノード単位でエンドポイント保護を購入することも、それ以外のソリューションを使用することも可能です。

地域内に20,000個存在する保護対象のエンドポイントのうち、これまでCESAサービス チームがサービス提供していたエンドポイントは僅か半数でした。ところが、McAfee Endpoint Security (ENS) やMcAfee ePolicy Orchestrator® (ePO™) 中心の管理コンソールに切り替えて以降、CESAのエンドポイント保護を購入する学校は増加したのです。

CESA技術サービス チームのシニア ネットワーク エンジニア兼技術リードであるサイモン・シグレ (Simon Sigré) によると、CESAのエンドポイント保護は、McAfee ENSの高い保護力や管理能力に満足した現場のIT管理者やユーザーの口コミで広まったようです。また、ENSがサイバー攻撃の阻止に成功するたびに、シグレがその内容をCESAのTwitterフィードに投稿していました。その結果、数カ月後には、CESAのサービスを受けるエンドポイント数は20,000個に倍増しました。

20170323_rcbpullquote

最終的に、シグレの技術サービス チームは、全103校中93校にMcAfee ENSバージョン10.2を導入するに至りました。1日あたり4,000ノードを問題なく移行しています。これ以外に、パフォーマンスやReal Protectの機械学習やビヘイビア分析による振る舞い検知機能をパワーアップできるENSバージョン10.5を試験運用している学校もあります。シグレは近い将来、ENS 10.2が搭載されるすべてのデスクトップをENS 10.5にアップグレードし、このように機能を強化させたいと考えています。

スムーズな作業、高度な可視性と保護範囲、優れた検知力

これほどまでにMcAfee Endpoint Securityの保護がCESA系列学校に選ばれる理由は何でしょうか?そこには、主に2つの理由があります。

1つ目は、McAfee ENSの優れた検知力とブロック機能です。シグレは、ENSがCESAの防御力を強化してきた理由の1つとして、独自の用途に合わせて振る舞いルールを設定できる機能に注目しています。たとえば、過去9カ月間の期間中、CESAチームがデザインしたMcAfee ENSの振る舞い検知構造によって、AGL (オーストラリアのエネルギー企業) の請求書やオーストラリア郵便公社の集荷通知になりすました32種類のフィッシング攻撃キャンペーンの被害が食い止められました。また、最初のJavaScriptを実行させないことで、膨大な数のランサムウェア攻撃を未遂に終わらせることができたため、数日分の対応時間を回避できた可能性があります。

また、現場IT管理者の仕事が改善されることも、McAfee ENSが選ばれる理由です。権限を持つ管理者は、CESAネットワークの内外から、いつでもMcAfee ePOにログインし、必要なセキュリティ情報を確認できるため、可能な限り効率的に作業を行うことができます。さらに、CESA系列学校のサポート チーム (別個のCESAのサービスとしてのオファー) は、サポートしている70校のセキュリティ状況を常時監視することができます。

それに加え、McAfee ePOにより可視性や保護範囲が向上したため、学校システム全体の安全性が上がっています。シグレは、次のように説明します。「個別に管理されていた膨大な数のコンソールを1台に集約させたことで、様々な現場やサービス チームの人間が共通のコンソールを監視するようになりました。つまり、協力体制が出来上がったのです。その結果、ノードが保護から漏れることがなくなりました。」

シグレは、次のようにまとめます。「過去6カ月間、CryptoLockerは発生していません。McAfee Endpoint Securityによって可視性や保護範囲が向上し、お客様から過去12年間で最高の信頼を獲得することができました。」

CESAのMcAfee Endpoint SecurityやMcAfee ePolicy Orchestratorの事例詳細については、こちら(英文)をクリックしてください。マカフィー公式Twitterにツイートしてくだされば、ご質問にも回答します。


※本ページの内容は 2017年3月16日更新のMcAfee Blog の抄訳です。 
原文: Confidence in McAfee Endpoint Security Drives Widespread Adoption Across Australian School System

【製品情報】 
McAfee Endpoint Security (ENS) 
McAfee ePolicy Orchestrator® (ePO™)  

【関連記事】 
ランサムウェア関連情報 まとめ 
第9回:今だから学ぶ! セキュリティの頻出用語 : エンドポイント セキュリティとは? 
第16回:今だから学ぶ! セキュリティの頻出用語 : フィッシング とは? 

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速