Twitterについて考えてみましょう。お子さんのソーシャルネットワークの利用には軽率(英文)なところがあるかもしれません。
本来はいい子なのに、Twitterで軽率な行為をするのを週に何度か目撃し、そのたびにドキッとさせられます(個人的に知っている子どもです)。「うちの子に限って」と頭から否定する(または頭を抱える)前に、どうぞこの続きをお読みください。
これはあなたの子どもの問題です。そして、私の子どもの問題でもあります。率直かつ真剣に考えれば、遅かれ早かれ私たちの子どもたちの問題になることがわかるはずです。(恥をかかせるつもりはありません。私も皆さんと同じ親なのですから)。
できれば、一瞬だけご自分の考えを忘れてください。
これは本当にあなたのお子さんに起こっていることです。親がデジタルの安全性について語るのを笑顔で聞き、おばあちゃんを辱めるような投稿をしないようにと注意すれば、真剣な顔でうなずくお子さんです。そう、その子です。その優等生で、十代にしては分別のある子どもがオンラインにログインするなり、すべての常識を忘れ去ってしまうのです。私は心理学者ではないので、この世代の子どもたちがTwitterをタイムズスクエアの看板広告のように考え、すべての情報を共有しなければならないと思い込んでしまう理由を説明することはできません。母親であり、オンラインの安全な空間を職場とするライターである私にできるのは、何が起こっているかを伝え、自分の中で真剣に取り組むことをお勧めすることだけです。
その確信の根拠ですか?私は毎日デジタルの世界で起こる惨事を目撃しています。それは心の痛む光景です。私はインターネットの観察を仕事にしているため、オンラインの世界に注意を払い、目と耳で情報を集め、子どもたちにリスクをもたらすような技術のトレンドを追跡しています。そのため、礼儀正しい子どもが異性を意識した性的なコンテンツや罵詈雑言にあふれた危険なコンテンツ、いじめを目的としたコンテンツなどを投稿するのを毎日目にしています。
そのようなとき、こう思います。「公開されているTwitterでこのような情報を共有しているとしたら、親がもっと監視しにくいSnapChat上のプライベートで何を共有しているのだろう」と。
*うんざりします。*
子どもはすべて軽率なTwitter投稿者なのでしょうか。もちろん違います。責任を持ってチャンネルを利用し、仲間との会話に付加価値をもたらす子どもたちもいます。しかし、あまりに軽率な子どもたちもいるのです。もし自分の子どもがそのようだったら、親がまじめにデジタル教育を行う必要があります。
親のためのTwitterに関する10の洞察
- RTの影響について説明しましょう。
リツイートとは、他のアカウントのツイートを単純に再投稿したものです。しかし、リツイートは多くの子どもたちがトラブルに巻き込まれる原因になっています。他のユーザーが投稿した猥褻な写真、暴言、またはいやがらせのコメントを子どもが自分のフィードに再投稿すると、その投稿は元のツイートと同じ重みと影響力を持ちます。また、子どもと意見の食い違いが起こります。「お母さん、何が悪いの。それは私が言ったんじゃない。別の人が言ったのよ。他の人のツイートで私を判断しないで。」このような場合、子どもに対してその考え方の矛盾を明確に説明し、自分の価値観を反映するコンテンツを共有し、自らの身を守る義務があることを理解させてください。大学進学や奨学金受給対象者のソーシャルメディアは、その判断材料にされることもあるため、そのような予定のある子どもにとっては特に重要です。また、リツイートの元のツイート投稿者のハンドル名とプロフィールを確認させます。多くの場合、ハンドル名には不適切な単語が含まれるため、リツイートした子どもの名前の右隣にその不適切な単語が表示されます。 - 影響を話し合いましょう。
子どもがTwitterを頻繁に利用している場合、親は自分より影響力のある人物を知って驚くことでしょう。カニエ・ウェストが親よりも子どもの意見に多くの影響を与えていると思いますか?もちろんです。子どもが何に関心を持ち、何に影響を受けているか知りたいですか?それならTwitterのプロフィールページの「いいね!」タブを開いて、常に承認したり「いいね」しているコンテンツを確認してください。そこにはパターンがあるはずです。無害でユーモアのあるツイートもありますが、不安になるツイートもあります。この年頃の子どもの生活に関する情報と洞察は重要です。また、健全な子育てのためにも、これらについては知っていた方がいいでしょう。
- ロックしましょう。
小学生や中高生がTwitterを利用する場合、アカウントをプライベート(非公開)に設定します。これは知らない人にコンテンツを調べられて、子どもの個人情報や生活パターンを特定されるのを防ぐためです。居場所、住所、または友人の家などをツイートしないように子どもに言い聞かせてください。基本的人権はどうかですか? 関係ありません。子どものアカウントを監視してください。プライバシー設定をしているか子どもに確認してください。Twitterのフォロワー数を増やし、Web上で賞賛を得るために子どもたちは自分のアカウントのロックを解除します。不審なリンクや商品の無料提供リンクをクリックしないよう教えます。知識豊富なツイーターに育ててください。Twitterを利用する人の中には個人情報の入手を目的に近づく人もいること、また、その多くが有名人になりすましたり、偽のアカウントを使って不正なツイートをしていることを子どもに教えてください。 - Twitterアカウントを取得しましょう。
デジタルのコツを学んでください。Twitterアカウントの設定は簡単です。子どものアカウントが非公開であればフォローしてください。Twitterアカウントの公開を許可している場合は、Twitterで子どもをフォローして監視する必要はありません。できることは2つあります。1)検索機能を使用して子どもの名前を検索し、2)Twitterのリストを非公開にして子どものアカウントを追加します(やり方はこちら)(英文)。突然、子どものアカウントが表示されなくなったとしたら、子どもにブロックされたことを意味しますが、これはまた別の家族の問題です。親に詮索されずにツイートしたい子どもはエイリアスや偽のアカウントを設定する可能性があります。これらについては、こちらのヒント(英文)を参照してください。 - パスワードは厳重に保管しましょう。
危険なことですが、若者の間では互いのアカウントを1日だけ「交換する」ことが流行しています。また、デートする年頃の子どもたちは、ダイレクトメッセージを確認できるように大切な人にパスワードを渡すこともあります。どのような理由であっても、家族以外とパスワードを共有することはお勧めできません。このような保護対策を子どもたちに伝えてください。ネットいじめ(英文)とセクストーション(英文)(相手の性的な写真や動画を撮影、送付するように誘って、入手した後にそれらを元に脅迫を行うこと) は非常に現実的な問題で、信頼関係の低下が引き金になります。 - Twitterを理解しましょう。子どもに指導できるよう環境を理解してください。多くの十代の若者たちにとって、Twitterはグループテキストメッセージのチャネルになっています。Twitter用語を覚えてください。ハッシュタグ、ブロック、リツイート、@マーク、DMなどの単純な用語は理解する必要があります。こちらのTwitter用語集をご覧ください。
- ツイートには責任があることを強調しましょう。
Twitterは1人でするものではなく、舞台の上で多くの観客に向かってツイートを披露するようなものだと子どもに教えてください。ツイートは削除しても、取り消したり、完全になかったことにすることはできません。投稿する写真と推奨するリンクに注意するよう教えます。これは、価値観、ゴシップ、サイバーいじめ、批判的思考、および効果的なコミュニケーションについて話し合う絶好の機会になります。子どもには繰り返し言ってください。「ツイートする前によく考えなさい」と。 - ニュースからTwitterの影響について話し合いましょう。
今週、新たに選ばれたミス・ティーンUSAは2年前にしたツイートを人種的中傷と考える人々から集中攻撃(英文)を受けました。そのほかにもアスリートがイベントから締め出されたり、有名人が嫌われたり、大統領候補の選挙運動が危険にさらされることさえあります。衝動的に共有される140文字によって、このような副次的な影響が起こります。ソーシャルメディアの影響力について子どもと話す機会を設けて、大局的に話し合ってください。 - 紛争管理を指導しましょう。
ペースの速いTwitterは地雷のようなもので、小さなツイートが大きな悪意の火種になります。オンライン紛争(英文)に巻き込まれた場合の対処方法、および会話を前向きな方向に導く方法を子どもに教えてください。また、最初に無視してからブロックすることも教え、悪用を報告することを奨励してください。手に負えないオンライン紛争は親や信頼できる大人(教師、カウンセラー、青少年のリーダー)に相談するように繰り返し伝えます。Twitterのセーフティセンターも利用できます。「誹謗中傷する人、フレーマー、荒らし」など、「悪意あるオンラインユーザー」に対処する方法も教えてください。 - ハッシュタグについて説明しましょう。
ハッシュタグはTwitterで特定の会話を検出するために使用します。たとえば、「The Bachelorette」というテレビ番組を見ている他のユーザーと繋がりたいと思ったら、ハッシュタグ#BacheloretteABCを使用すると、そのハッシュタグを使用している他のユーザーと話すことができます。これがハッシュタグの正しい使い方です。それに対して、ネットいじめに使用される#TBH(英文)や#JKのようなハッシュタグもあります。親や若者に向けたハッシュタグに関する詳細な記事(英文)をご覧ください。
あなたのお子さんはTwitterを利用していますか?どのような問題を経験しましたか?そのとき、どのように対処しましたか?私たちのコミュニティに教えてください。私たちはお互いに必要な存在です!
Toni Birdsong は、マカフィーのファミリー・セーフティ・エバンジェリストです。Twitterのアカウントは@IntelSec_Familyと@ToniBirdsonです。
※本ページの内容は2016年8月2日更新のMcAfee Blog の抄訳です。
原文: Parent, Is Your Teen Being Foolish on Twitter?
著者: Toni Birdsong(a Family Safety Evangelist for Intel Security)