2020年 在宅勤務によりクラウドの利用はどう変化したか

2020年は、ほんの数か月で世界中で健康と経済において打撃を受け、激動の年となりました。幸運な環境にいる人々は、在宅勤務は新しい標準になり、近い将来、さらに定着していくでしょう。IT業界の主要企業はこの動きを推進しており、たとえばGoogleは、そのグローバルな労働力は年末まで在宅勤務を継続する見込みであると発表しています。また、従業員が状況に応じて従業員が自宅でいつまでも働くことができることを最初に発表したのはTwitterでした。

これが可能であることは、私たちの環境の変化とIT技術の進歩のしるしです。クラウドサービスの開発ペースは、時代に追いつきました。近年、Zoom、WebEx、Slack、Microsoft Teamsなどのコラボレーションサービスを使いこなして快適に行動している企業や従業員の数は非常に多くなっています。BoxのようなストレージアプリやMicrosoft(Office)365のようなコラボレーションスイートは、ファイルの管理に使用していたソフトウェア、サムドライブ、ネットワークストレージに代わるものです。

これらのようなサービスにより、在宅勤務への移行が可能になり、多くの人々にとって当たり前のことになりました。クラウドベースのコラボレーションツールやアプリをこれまで利用していなかった企業でも、導入が進んでいます。

クラウドセキュリティ技術のグローバルプロバイダーとして、当社はクラウドサービスの使用と企業がクラウドで直面する脅威について独自の見解を有しています。3,000万のエンタープライズクラウドユーザーの匿名化されたメタデータを集約、分析することで、データ全体の傾向を導き出しました。在宅勤務への移行は、このデータを深堀し、世界がどのように変化したかについての傾向を明らかにするためのきっかけとなりました。

これらの調査結果はすべて、新しいレポートである「Cloud Adoption and Risk Report:Work from Home Edition(クラウドの採用とリスクに関するレポート:在宅勤務編)」に含まれています。ここでは一部をご紹介しますが、全文を直接手に取りたい場合は、レポート全文をご確認ください。

まず、2020年の初めから、すべての業界のすべてのクラウドサービスの使用が全体で50%増加しました。ただし、一部の業界では、在宅勤務を可能にするために他の業界よりも多くの変化を経験することになりました。

業界別クラウドサービス利用の増加率

製造と教育では、クラウドの使用がそれぞれ144%と114%増加しました。この期間の影響を受けた国々では、就学児を抱える多くの親が、この数か月間で教育や学習の方法の変化を経験しています。バーチャル教室を設置したり、自宅で子供たちに勉強を教えることなど多くの負担がかかっています。製造業はこれまでクラウドベースのツールの利用が他の業界より少なかったことが考えられますが、今回かなり追いついた可能性があります。

すべてのカテゴリの中で、コラボレーションサービスは、全体で数百パーセント増加して、使用量の最大の増加を見ました。世界中でZoomが利用されライフスタイルに組み込まれていくことに注目が集まりましたが、企業がWebExの使用をさらに増やし、SlackとTeamsの利用も進むなど、離れた場所からのコラボレーションはクラウドサービスにより維持されました。

2020年 第11週に測定されたコラボレーションクラウドサービスの使用量の増加

クラウドの使用のこの増加、特にコラボレーションは、クラウドに格納されているより多くのデータと直接相関しています。これらのサービス利用の増加だけでなく、クラウドに流入するデータの流れを狙った脅威の新しい波も監視しました。

このシリーズのパート2では、脅威の調査について詳しく説明します。そのブログがリリースされる以前に脅威分析を確認されたい方は、レポート本文をダウンロードして御覧いただけます

※本ページの内容は2020年5月26日(US時間)更新の以下のMcAfee Blogの内容です。
原文:Working from Home in 2020: How Cloud Use Changed
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