ロンドンオリンピックに関連した詐欺メール

マカフィーでは以前も、南アフリカで行われたFIFAワールドカップを悪用したオンライン詐欺行為について注意を喚起していますが、大規模なスポーツイベントは相変わらず、サイバー犯罪者たちにとってスパムや詐欺メールなどを作成する魅惑的な機会であるようです。となると、今彼らがどのイベントを考えているか、おわかりかと思います。ロンドンオリンピックにインスピレーションをうけて、以下のような詐欺メールが出回っています。

 

メールの内容は以下になります:
おめでとうございます!
2012年ロンドンオリンピック プロモーション(R)から、あなたが幸運な当選者であることをご連絡いたします。あなたは95万ポンドを当選されました。
今回、オリンピック120回を記念するイベントにおける抽選につき、当団体では2012年ロンドンオリンピック プロモーション(R)と人道支援の促進のために、2,650万ポンド以上を展開いたします。
参加者はオーストラリア、ニュージーランド、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパにおける45のモバイルやEメールのネットワークから、コンピューターによる投票システムによって選考されました。

こういったメールは、受信者が多額の賞金を獲得したと伝えます。ユーザーが偽のロト管理者に連絡を取ると、賞金を受け取るため、「手数料」や「振込手数料」を支払うように促されます。こういった不正なロトが、実際に支払いを行うでしょうか?またパスポートや運転免許証、その他の身分証明書のコピーを求められるケースもあります。このような個人情報が引き出されてしまえば、後のなりすまし犯罪につながることは確約されたようなものです。

以下に、こういった不正メールの例をご紹介しておきます。

ロンドンオリンピックの開会式まで、あと10日ほどです。この類の詐欺が増加していますので、注意しましょう。

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※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:Scams Surround London Olympics

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速