※本ページの内容は 2017年6月6 日更新のMcAfee Blog の抄訳です。文中のデータについては、米国での調査結果を基に記載しています。
夏本番がやってきました。学校の終業式を終え、太陽が降り注ぎ、家族にとっての夏期休暇の到来です。ハワイへのジェット機内でパーティーを楽しもうという人も、山々をバックパッキングで回ろうという人も、休暇というものはデバイスに繋がれた環境からしばし離れ、大切な相手と顔を合わせて思い思いの時間を過ごす絶好の機会でしょう。言わずもがなではありますが、休暇中にデバイスをオフラインにしておくことは、個人の安全を高めることにもなります。しかしながら、ほとんどの人がオフラインにしておくことを望んでいる中で、実際にオフラインにできている人がどれほどいるでしょうか。 弊社は今年も調査を行うことを決め、18~55歳の2,000人強(米国の調査対象者)に対し、旅行中のオンラインデバイスに関する動向についてのアンケートを実施しました。
オフラインにしておきたいとは思うが、できる気がしない
アンケートの回答者のうち43%は、デバイスをインターネットに接続せず、オフラインにしておくつもりで休暇に入ったと答え、さらにその43%のユーザーの内の81%が、インターネットへの接続をしないほうが休暇をより楽しむことができたと回答しました。オフラインにしなかったユーザーのほとんどが、出来ることならそうしたかったと答えています。というのも、もしも仕事上の責任がなければ、57%の回答者が完全なるオフラインでの休暇を望んでいるというのです。これは20代及び30代の若者に多く見られる意見で、彼らのうち69%が完全なオフラインを求めているのに対し、40代では半数を下回る(49%)という結果が出ています。
仕事上の責任という理由以外にも、休暇中に大切な相手と連絡をとることを望み、62%の回答者が友人や家族からの連絡がつくようオンラインにしていた、と答えています。
では、このオンラインにしていたという回答者は、何をしていたのでしょうか。
半数を超える52%は、休暇中、1日に最低1時間はデバイスをオンラインにして過ごしていたと答え、その内の38%は仕事や個人的な電子メールの確認を、37%はソーシャルメディアの確認を、また54%はテキストの送信を、1日も我慢することができなかったと回答しています。
オフラインへの誘因
それでは、実際にオフラインにしていた回答者は、どのような目的でそうしたのでしょうか。回答者によるオフラインへの動機はさまざまでしたが、主な回答は、その瞬間を生きる(69%)、ストレス解消に必要(65%)、仕事からしばらく離れる(44%)、他者への気遣い(36%)といった内容でした。実際、最近のマカフィーによる別のアンケート調査の結果によると、40%の回答者が自分と2人きりの時に恋人が自分よりもデバイスのことばかり気にしていると感じており、45%が友人や恋人、家族と一緒にいる時にデバイスをいじっていたせいで揉めたことがあると回答しました。
リラックス中の安全を守る
さて、次の質問ですが、休暇中の旅行者がオンラインにしておくことを選ぶ場合、安全面ではどうでしょうか。空港のWi-Fiを利用したり、ホテルの客室で電子メールを送信したりと、休暇で街に出ている間というのは個人の安全の意識が下がってしまいがちです。特にWi-Fiの安全性に関して、回答者の58%はWi-Fiネットワークが安全に利用できるものかをチェックする方法を知っているものの、半数を下回る49%は、接続の安全性を確かめるのに手間取ってしまう、と回答しています。また20%はWi-Fiネットワークの安全性など一切考えておらず、32%はネットワークの安全性を確かめるかどうかはWi-Fiに接続する必要性の度合いに応じて判断すると回答しました。また、子供がいるユーザーは子供のいないユーザーよりも安全志向で、Wi-Fi接続が安全かどうかを確認できる確率が高いことがわかりました(子供がいるユーザーの内63%に対し、子供がいないユーザーの内54%)。
休暇中にオンラインでいることを選ぶ場合は、安全性に関する以下のアドバイスを心に留めておいてください。
-外出先では安全にインターネットを使用する:休暇中にどうしてもデバイスをオンラインにして使いたくなるかもしれません。その気持ちが抑えられない場合は、インターネット接続の安全性を確認し、公共 Wi-fi や保護されていない Wi-fi の使用は避けてください。どうしても公共 Wi-fi に接続しなければならない場合は、McAfee Safe Connect(iOS 版、Android 版)などの Virtual Private Network (VPN) を使用してください。VPN により、ユーザーの情報やプライバシーを保護できると同時に、データをデバイスから直接接続先に送ることができます。
‐デバイスを最新の状態に保つ:デバイス保護の最前線にいるのは、ユーザー自身です。そのため、安全を守るために少し注意を払うことが重要です。デバイスの OS やアプリケーションは常に、そして確実に更新してください。古いバージョンのソフトウェアには、セキュリティ上の脆弱性がある可能性があります。
‐クロスデバイスセキュリティツールをインストールする:デバイスを最新のソフトウェアに更新した後は、包括的セキュリティツールをインストールしてください。マカフィー リブセーフ™(McAfee LiveSafe™)のようなソリューションは、デバイスにマルウェアを寄せ付けません。
原文:Connected Vacations: Top Takeaways from Our Unplugging Survey
著者:Gary Davis
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