様々なスパムメール:「ドラッグ」スパム

スパムメールには様々なカテゴリがありますが、その中の主流の一つとして、ドラッグ関連のスパムがあります。今回はその事例を取り上げたいと思います。

McAfee Labsでは、膨大な数のスパムのURLを確認しています。それらはすべて、悪質なIPとして有名な194.xx.xx.x2と194.xx.xx.x4に関連しています。

194.xx.xx.x2だけで、drugs(薬)、med(薬剤)、pharm(調合薬)、pill(錠剤)などの単語を含む、200もの似たような名前のURLが存在します。言うまでもなく、hxxp://33a2.xxxxxxxxxxxx71a.xx.、hxxp://drugsxxyyzz.xxのように、数字と文字で構成される複数の拡張子を使った、さまざまな組み合わせがあります。

これらのIPには、「Canadian Pharmacy」というスパムに見られる用語が含まれていますが、そのトップレベルドメインのほとんどはロシアとウクライナです。

これらのサイトはよく、デザインを変更します。ですが、デザインを一新したとしても、ドラッグストアのスパムの詐欺パターン、目標は変わっていません。毎日、数百(あるいはそれ以上)の新しいURLが登場しています。

仮に、これらのサイトに行き着いた場合は、十分に注意して対応すべきです。これらのページでは、外国のトップレベルドメインが使われていないか、注意してください。万が一アクセスしてしまった場合は、すぐにページから退避してください。そのままページを進んでいくと、データ窃盗、なりすまし犯罪の被害に陥る可能性があります。

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速