FOCUS JAPAN 2016―経営問題としてのセキュリティを理解し、戦略的な対策を考える機会に

今年も11月10日に「FOCUS JAPAN 2016」が開催されます。主催はインテル セキュリティですが、内外のセキュリティ専門家を招いて30以上のセッションが開催され、日本のみならず、世界のサイバーセキュリティに関する最新動向を把握できる機会となっています。

さて、皆さんもご存知の昨今のセキュリティインシデントを振り返ると、これまでのような「防御(Protect)」だけに偏った対策では、標的型攻撃やランサムウェアといったさまざまな脅威から自社を守りきることは難しいのが実情です。これを踏まえてインテル セキュリティでは、脅威の「検知(Detect)」と「復旧(Correct)」というステップを組み合わせ、対策の成熟度を向上させていく「脅威対策ライフサイクル(Threat Defense Lifecycle)」という新たな戦略を打ち出しています。

FOCUS JAPAN 2016の基調講演では、マカフィーの代表取締役社長に就任した山野修と、Intel フェローでありIntel Security グループ最高技術責任者を務めるスティーブ・グロブマンが登壇し、あらためて脅威対策ライフサイクルに基づく取り組みを紹介する予定です。

また、脅威対策のライフサイクルを裏打ちするものとして、企業経営層の関与は欠かせません。現場のセキュリティ対策に丸投げするのではなく、企業の成長に不可欠な要素としてセキュリティを捉え、リスク判断の下、対策に取り組む必要性が指摘されています。それを具現化したのが、経済産業省が2015年末に公表した「経済産業省 サイバーセキュリティ経営ガイドライン」です。

FOCUS JAPAN 2016の特別講演には、経済産業省 大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官としてサイバーセキュリティ戦略に取り組む伊東寛氏にご登場いただき、同ガイドラインの狙いや企業に求められる取り組み、そしてガイドラインや日本のサイバーセキュリティの今後についてご紹介いただく予定です。他では得られない貴重な機会となるでしょう。

他にも興味深いセッションが目白押しとなっています。例えば「入門編!疑似体験で学ぶ、サイバー攻撃の基本」では、ハンズオン形式でサイバー攻撃を疑似体験し、攻撃手法やそれによるシステムへの影響を学ぶことができます。百聞は一見に如かずと言いますが、実際に攻撃のインパクトを体験することによって、セキュリティ対策の必要性をいっそう実感していただける機会となっています。

また実際に何らかのソリューション導入を検討したい、という方には、「情報漏えい対策」「SIEM活用」「次世代エンドポイント対策」といったテーマ別に、事例に基づくセッションもご用意しています。それぞれの抱える課題に応じた対策のヒントを、先行する企業の生の声から得るチャンスです。

ぜひ、FOCUS  JAPAN 2016にご来場ください。

 

▼セッション一覧・詳細、ご登録はこちらから
https://focusjapan.jp/is07/

■FOCUS  JAPAN 2016 開催概要
日 時:2016年11月10日(木)10:00-19:00(9:30開場)
会 場:ザ・プリンスパークタワー東京
参加費:無料(事前登録制)
対 象:企業、官公庁の情報システム部門・セキュリティ管理者、
          セキュリティ製品の販売店・システム インテグレータの担当者


【関連情報】
ランサムウェア関連情報
脅威対策ライフサイクル(Threat Defense Lifecycle)
経済産業省 サイバーセキュリティ経営ガイドライン

 

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速