あなたの恋のライバルはテクノロジー

“恋は盲目”と言いますが、テクノロジーに関しても同じことが言えそうです。
日常的にデジタルデバイスを使用し、恋人・配偶者がいる日本を含む世界14カ国の成人13,000人を対象としたインテル セキュリティの調査からは、このことを裏付ける結果が出ました。最近行ったこの調査では、今日のインターネットにつながる世界での人との関係性、つまりインターネットにまつわる行動が現実世界の恋愛にどのような影響を与えるかについて調べています。

調査の結果から、私たちは誰かに恋をするのと同じか、あるいはそれ以上に、テクノロジーにも恋をするということが分かりました。また、私たちが日常生活でインターネット接続デバイスを使えば使うほど、良くも悪くも人との付き合い方に影響があるようです。

インターネットが日常的に利用される現代、日本人の恋人や家族との関係性にインターネットが与える影響についても、調査結果から読み取っていきたいと思います。

調査14カ国全体として成人は、自宅でオンラインとなっている時間が、直接的に人と向き合う時間とほぼ同じという結果が出ています(それぞれ38%*)。実際、40%の回答者が、一緒にいるのに恋人は自分よりもデバイス(つまりオンライン上の活動)を大事にしていると感じています。多くの人にとって、デバイスが「恋敵」(英文)になっていると言えるかもしれません。

* 自宅で過ごす時間全体を100%とした場合、オンラインになっている時間、人と向き合っている時間、それぞれ何%になるかを回答し、その平均%を算出

この傾向は日本でも同様となっています。オンラインになっている時間(37%)と、家族や恋人など人と向き合っている時間(40%)が、ほぼ同じ割合でした。そして、日本では45%の回答者が、恋人・配偶者は自分よりもデバイスを大事にしていると感じています。半数近い人が、デバイスを相手に恋人の時間を奪い合っていることになります。

20170210_shp_2017_conrelationship_2

恋愛初期にも同じことが言えます。14カ国の回答者全体の約3分の1(33%)が、初デートで相手のデバイス利用が気になったと回答しています。 この割合は日本でもほぼ同じで、日本人回答者の約30%が初デートで相手のデバイス利用が気になったと答えています。初デートでは、デバイスよりもデート相手に集中したほうが恋は成就しやすいかもしれませんね。

デバイス利用に関する設問を見てみると、意見が真二つに分かれています。調査全体で45%の回答者が、友人・恋人・家族と一緒にいる時に相手のデバイス使用を制限しないと答えていますが、相手が目の前でデバイスを使用したことで喧嘩になったことがあると答えた人も45%でした。

日本では53%の回答者が友人・恋人・家族と一緒にいる時に相手のデバイス使用を制限しないと答え、14カ国平均よりも比較的寛容な姿勢が窺えます。さらに、デバイス使用が原因で喧嘩になったことがあると答えた日本人はわずか25%にとどまり、そもそも大切な人と一緒でもデバイスを使用することが普通になりつつあることを示唆しています。なお、この割合は、調査対象14カ国のうち、カナダ(21%)に次いで2番目の低さでした。

デバイスは恋人同士の些細な諍いの原因となっていますが、デバイスを共有してしまうカップルは後を絶たず、不適切な共有も行われています。調査によると、14カ国全体の回答者の30%近くが、恋人とソーシャル メディアのパスワードを共有しており、28%が個人のeメールアカウントを共有しています。そして最も驚くべきことに、仕事用のデバイスやアカウントを恋人に教えている人も20%以上いました。

それに対して、さすがに日本人は慎重です。日本人の回答者のうち、恋人とソーシャル メディアのパスワードを共有しているのはわずか6%、eメールは8%となり、そもそもサービスやアプリを問わず恋人とパスワードを共有していないと回答した人が78%(14カ国平均は43%)に上りました。そして、仕事用のデバイスやアカウントを恋人に教えている人もわずか4%でした。この結果、調査対象国のなかで日本が最も慎重な国民性を持っていることがわかりました。

最後に、恋人にパスワードを教えている人も、ただ恋人とつながるためにデバイスを使用している人も、常にデバイスの安全を確保することが重要であることを忘れないでください。そのような方々のために、安全を確保するためのヒントを少しご紹介します。

  • 大切なものは守る:すべては家の中で起こります。そこに愛しのデバイスがあってもなくても、大切な人とくつろぐのも、恋人との時間を楽しむのも家の中です。だから、安全の確保が重要なのです。McAfee Secure Home Platform(英文)などの新ソリューションは、家庭内ネットワークに接続されているデバイスの管理や保護をサポートするだけでなく、各家庭の状況に合わせた保護を提供します。今年は、McAfee Secure Home Platformを搭載したゲートウェイに注目してください。
  • パスワードにも愛を: 必ず、安全で強固なパスワードを設定してください。数字・小文字・大文字・記号をすべて織り交ぜてください。固有のパスワードを何個も作成して覚えるのは大変という方は、True Key by Intel Securityなどのパスワード管理ソリューションを使い、複雑なパスワードの保管や作成に役立ててください。
  • 自分を見せ過ぎない:セキュリティ上の脅威に狙われやすい個人情報は、デバイスに入れておく必要がないのなら、時間をかけてでも消去してください。デバイス内の個人情報が少ないほど、あなたの情報は安全なものになります。
  • 本当に大切なものに目を向ける:愛しいデバイスであったとしても、ときどきインターネット接続を切って(英文)、実生活の上で大切な友人や家族と過ごすことも大事です。ソーシャル ネットワークや携帯ゲームは逃げたりしません。後で接続すればまた楽しめますから、ご心配なく。

 

もちろん、マカフィー公式Twitterをフォローしたり、マカフィー公式Facebookの「いいね!」をして、ユーザーおよびモバイル セキュリティ脅威に関する最新情報をチェックすることもお忘れなく。


※本ページの内容は 2017年2月7日更新のMcAfee Blog の抄訳です。
原文: Connected Relationships: A Love Affair with Technology
著者: Gary Davis(Chief Consumer Security Evangelist) 

【製品情報】
True Key by Intel Security 

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速