12月1日、McAfee Labsは、CDC(米国疾病予防管理センター)の名を語ってH1N1インフルエンザ・ワクチンの案内と称するスパムがアウトブレークしている事を確認しました。また、このスパム・メールを通じてZeus系のマルウエアに感染してしまうことが問題になっております。
このメールは、メールを受け取った方は至急CDCのWeb上にあるワクチン接種のワクチン・プロファイルに記入して下さいと案内されます。
そして、全ての項目に記入すると、最後に自分のワクチン・プロファイル情報をダウンロードする事になります。
この時に、実はZeus系のマルウエアをダウンロードしてしまいます。
このZeus系のマルウエアは非常に強力で、VirusTotalによると41種類のアンチウイルス・エンジン中、7エンジンだけで検知出来ることが確認されています。マカフィーでは、2種類のエンジン(Artemisエンジン、McAfee Web Gateway Anti-Malwareエンジン)で検知出来る事が判明しています。 |
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※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:H1N1 Vaccination Profile – A path to infection