Global Threat Intelligenceは、マルウェアの脅威をリアルタイムで検出することができる、マカフィーのクラウドベースのセキュリティ技術基盤です。このクラウド・テクノロジーはマカフィーの個人向け製品および法人向け製品双方において活用されており、悪意のあるコードに攻撃された場合、アクティブかつリアルタイムな保護を提供します。またゼロデイ攻撃などといった、対応するシグネチャがない未知の脅威によるリスクも、大幅に低減しています。
過去の例を紹介しましょう。北米では、60以上の一意の(エンドポイントを除くISP)IPアドレス別に、1つの検体を80回以上クエリーしたこともありました。例1の図に点在している赤い点は、そのIPアドレスの所在地です。マカフィーではマルウェアを検出すると、定期的にリリースされるDATファイルに追加し、特別な対策を随時提供しています。
この検体は、北米でしか発見されませんでした。太平洋にある赤い点はハワイ島です。欧州にある点は、スペインを拠点とする有名なウイルススキャンサービスのベンダーです。おそらく、米国内からそこに検体が送られたと思われます。
また別の検体も、レーダーに姿を現しました。様々なシステムがこの脅威の詳細を分析し、すぐに「危険」のマークを付けました。マカフィーでは検体を即時に分析および分類すると共に、木曜日の定期リリースDATへの反映を行っています。
例1:
例2: