マカフィーとインテル社:パートナーにとっての意味-第2回

※本記事は、マカフィー社 ワールドワイドチャネル担当シニアバイスプレジデント Alex Thurberによるものです。

1月、EUがインテルのマカフィー買収を承認しました。EUの承認は、買収で乗り越えなければならない最後の大きな規制のハードルでしたが、無事に承認を得られた結果、今四半期中には取引が成立する運びとなりました。

ここ数カ月を振り返ってみると、買収について、機会と興奮という2つの言葉が繰り返し言われてきました。マカフィーとインテルのブランドが体現する「卓越性」、「革新性」、「成長」、この3点により、マカフィーはビジネスを更に成長させていきます。

買収による主な変化は以下の通りです。

1) これまで以上のマカフィーへ
マカフィーはインテルの100%子会社として活動しますが、インテルの決算期に合わせて4-4-5の四半期カレンダーに移行する以外は、日々のビジネス活動に大きな変化は予想していません。チャネルアカウントマネージャーやディストリビューターとの関係、また経営陣もこれまでと変わらないため、今後も付加価値のある投資ベースの収益性の高いチャネルプログラムを提供することに注力していきます。

2) インテルのノウハウ
買収後の大きな変化は、マカフィーのセキュリティの専門知識とインテルのハードウェアテクノロジー全般の専門知識が結集することによる技術革新の加速です。デスクトップからサーバー、ネットワーク、データ保護、そしてモバイルに至るまで、セキュリティ分野には大きなチャンスが数多く存在しています。両社が合併することで、本当に必要とされているセキュリティ製品をより早く、より良い方法で、ユーザーへ提供できることになるでしょう。

3) パートナー企業のビジネス拡大
パートナー企業の皆様は、自社がリードしている分野で他のどの企業よりも着実にソリューションを構築していると同時に、顧客ニーズをしっかりと理解されています。マカフィーとインテルはこのパートナー企業のビジネスに助力します。両社が協力することで、新しい市場に進出し、幅広いテクノロジーに取り組み、これまで誰も考えたことがない方法で顧客のセキュリティニーズを満たすことができるよう手助けします。

今後ともマカフィーのパートナー企業として、よろしくお願いします。

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速