個人情報の不正利用を防ぐ3つのヒント:PSNハッキングからの教訓

4月末、ソニーのPlayStation向けインターネット配信サービス「PlayStation Network」から個人情報が流出したインシデントについて知らない人はいないうでしょう。ソニーが明らかにした情報によると、オンラインゲームをプレイするユーザー7700万人の名前、生年月日が流出し、クレジットカード番号も盗まれた可能性があります。3桁の数字であるクレジットカードのセキュリティコードは流出しませんでしたが、220万件のクレジットカード情報が売却されたとの話もあります。

ユーザーの多くは、オンラインゲームを脆弱だとは思ってもいないのが現状です。しかし、このような事件に一度巻き込まれてしまうと、個人としては、なす術がありません。個人情報の不正利用を防ぐためには、事前の回避策が必要です。多くのユーザーが自分の情報を守ることができるよう、CNETの記事を参考に、簡単に今日からすぐにできるヒントを3つ紹介します。

・ オンラインショッピングではクレジットカードを使用する:オンラインで購入する際は、クレジットカードのみを使用し、その他の決済方法は使用しないでください。その理由は、クレジットカードには不正使用による自己負担額に限度があるからです。また、多くのアナリストが、将来仕掛けられる攻撃が不明なため、長期的には、クレジットカード情報よりもメールアドレスを盗難される方が危険と考えています。

・ オンラインサービスに登録する際は使い捨てアドレスを使用する:メールアドレスは、信頼性のある送信者になり済ますことができるため、非常に価値のある個人情報の一つです。何らかのオンラインサービスに登録する際には、万が一ハッキングされてもよいアカウントを使用すると良いでしょう。

・ 登録するアカウントはGmailアカウントとし、Gmailの転送サービスを使用する:オンラインサービスへの登録には、専用のGmailアカウントを使用し、そのアカウントから既存のアドレスにメールを転送すると良いでしょう。転送設定は、新規/既存アカウントのメール設定オプションから簡単にできます。「メール転送とPOP/IMAP」タブをクリックして、「受信メールを次のアドレスに転送」オプションを選択します。次に、メール転送先アカウントアドレスを入力します。

なお、子どもがオンラインゲームをする場合、子どもには決してクレジットカードを渡さないよう、注意が必要です。オンラインでの取引はすべて大人が行い、クレジットカード情報を子どもに教えないよう、気をつけることが重要です。

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速