モバイル端末の紛失・盗難における本当のリスクとは?

携帯電話を紛失したらどうなるか、改めて考えてみたことがありますか?現在、私たちは、これまで以上に携帯電話に依存しています。携帯電話が最もパーソナルなコンピューターとしての役割を果たすようになったため、その紛失や盗難、またハッキング被害は、多くの人にとって悪夢であるといえるでしょう。

私たちの半数は、「携帯電話を紛失するくらいなら、財布のほうがまだよい」と感じているようです。それにもかかわらず、実際自分のモバイル端末にセキュリティ対策を施している人は、わずか4%であるという数字が出ています。

財布をなくしたとき、私たちの最初の反応は、まずクレジットカードを止め、免許の再発行を申請することでしょう。携帯電話をなくしたときは、代わりを購入する面倒や出費について考えます。しかし、そのような悩みは氷山の一角にしかすぎないのです。端末に保存された写真、電子メール、テキストメッセージ、アプリケーション等は、サイバー犯罪者にとって、私たちの個人情報、プライバシー、銀行口座にまでアクセスするためのキッカケになることは気づいていないのです。

スマートフォンやその中に入っているコンテンツを元通りにするために、18時間もの時間を消費する可能性があります。

当然のことですが、モバイル端末は場所を移動します。それによって盗まれたり紛失したりしやすく、またモバイル端末の画面やキーボードは、肩越しに覗き見られる可能性も高いというわけです。

以下は、ユーザーとモバイル端末を保護する必要性とヒントをご紹介しています。(拡大図はこちら

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モバイル端末を保護する時間をとりましょう。以下に、そのためのヒントを挙げておきます。

  1. 携帯電話を公共の場に放置しない。
  2. モバイルデバイスにはパスワードをかけて、一定時間が過ぎると自動でロックするよう設定しておく。
  3. オンラインバンキングやショッピングサイトを利用している場合は、必ずログアウトし、「ログイン情報を記憶する」機能を選択しない。
  4. 端末に保存されている情報のバックアップやリストア、紛失・盗難時における遠隔からの位置確認やデータ削除、ウイルス対策、Webとアプリケーションの保護等といった、盗難防止機能を備えているモバイル端末保護ツールを使用する。

※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:What Are The Risks Of A Lost Or Stolen Mobile Device?

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速