鳥だ! 飛行機だ! いやスーパーマンだ! 確かに、このスーパーヒーローは、勇気、正義、そして力の象徴ですが、ひょっとするとネットに接続している読者にとって最大の脅威かも知れません。
私たちはスーパーヒーローの新時代に入りました。もはやコミック本に登場するただの絵ではありません。今ではコンピューター、ゲーム機、モバイル機器からアクセス可能なのです。キャプテン・アメリカ(Captain America)、ソー(Thor)、スパイダーマン(Spiderman)のようなスーパーヒーローは映画の主役を演じています。「グリーンアロー(The Green Arrow)」や「ザ・フラッシュ(The Flash)」には、テレビシリーズがあります。また、「バットキッド」(バットマンが大好きでバットマンになりたいという5歳の白血病の男の子)のビデオや「スパイダーマンパパ」(スパイダーマンに扮した父親が息子を驚かせる)のビデオは、YouTubeで何十万回も再生されました(そして、その結果、私たちのハートをわしづかみにしました)。
これは、米国のマーベル(Marvel)やDCコミック(DC Comics)のような漫画出版社にとっては吉報ですが、残念ながら、ハッカーや詐欺師たちにとっても朗報です。サイバー犯罪者は、(Google、Yahoo!、Bingのような)検索エンジンも犯罪の手段として利用できることを知っています。彼らは有名人のゴシップ、休日、バイラルヒット、そして、続々と公開されるアメコミ/スーパーヒーロー系の話題作映画に乗じて、映画に登場するスーパーヒーローに関連する人気の検索ワードを使って被害者をおびき寄せるのです。
マカフィーは、McAfee® SiteAdvisor®(マカフィー サイトアドバイザー)によるサイトの安全性評価を使用して、最も危険性の高いWebサイトに誘導される確率が高いスーパーヒーローの検索ワードを調査し、その研究成果を「インターネット検索で最もリスクの高いスーパーヒーロー」として発表しました。そして、リストの第1位になったのは「マン・オブ・スチール(Man of Steel)」でした。調査によると、「Superman」、「Superman and free torrent download(torrentによるフリーダウンロード)」、「Superman and watch」、「Superman and free app(無料アプリ)」、「Superman and online」といった検索ワードの組み合わせでは、スパイウェア、アドウェア、スパム、フィッシング詐欺、ウイルス、その他のマルウェアなどの脅威について危険であると判定されたWebサイトに誘導される確率が16.5%となっています。
今年の危険なスーパーヒーローの上位は、次のとおりです。
スーパーヒーローはサイバー犯罪からは守ってくれない!?
スーパーヒーローは、市民の生活を守ってくれる正義の象徴ですが、サイバー犯罪には無力かもしれません。サイバー犯罪から自分の身を守るためのマカフィーからのアドバイスは次のとおりです。
- 疑い深くなる:検索した結果、無料コンテンツやその他の「うますぎる」話へのリンクが表示された場合は、用心してください。
- Webのアドレスをダブルチェックする:接続しようとしているサイトが安全ではない可能性を示す、ミススペルなどの手がかりを探してください。
- 安全に検索する:McAfee SiteAdvisorなどのWebの安全性アドバイザーを使用してください。McAfee SiteAdvisorは、検索結果を赤、黄、緑で色分けして表示し、あなたが危険性のあるサイトにクリックして接続する前に警告してくれます。
- 自分で自分の身を守る:すべてのデバイスにMcAfee LiveSafe™(マカフィーリブセーフ)サービスなどの総合セキュリティソフトウェアを導入し、最新の脅威から自分の身を守ってください。
※ 本ブログは、CMSB事業本部 コンシューママーケティング本部 青木 大知によるものです。