パスワード管理アプリSafeKey~情報漏えいから身を守るために

オンライン上で、あなたの個人データは安全ですか―?折々、繰り返して聞かれる質問ですが、またそんな機会が出てきました。昨年、ハッカーグループのGhostShellによって、電子メールのアカウント情報、プライベートのEメール、パスワードを含む160万件の機密情報がインターネットで公開されたと報道されています。

攻撃とその首謀者たち

GhostShellは、悪名高いハクティビスト(ハッカーとアクティビスト(活動家)の造語)であるAnonymousから分離独立したグループで、今回の事件は#ProjectWhiteFoxキャンペーンの一環として行われました。ハクティビストグループは大概そうですが、GhostShellの活動の目的は、必ずしも金銭的な利益ではないとしています。グループが公言している目標は、インターネットにおける情報の自由を推進することです。

しかし、罪のない第三者のログイン情報を盗み出すことが、この目標の達成にどうつながるのかは謎です。

GhostShellは、攻撃のターゲットとなった安全でないサーバーについて、セキュリティ責任者に警告を発したと主張しています。影響を受けた組織は広範囲にわたっており、そこにはNASA、欧州宇宙機関、複数の教育機関も含まれています。今回のハッキングの前にも、GhostShellは複数の有名な情報漏えいに関わっていました。グループは、これが2012年最後の作戦になると言っています。

自分のデータを守るには?

以前、安全なパスワードの使用についてブログを書きました。言うまでもなく、安全なパスワードを設定することはとても大切です。

今回はユーザーのアカウントの安全を守り、保護するためのマカフィーの取り組みについてお話したいと思います。

最大の懸念のひとつは、ほとんどの人が同じパスワードを使いまわすべきではいことを知っているものの、実際は多くのログイン情報を忘れずにいるのは大変なことで、人によっては、ほぼ不可能といっても良いのではないでしょうか。

昨年末に登場したMcAfee SafeKey(マカフィー セーフキー)は、パスワードを記憶するストレスから解放してくれる、パスワード管理アプリケーションです。パスワードとユーザー名がすべてのデバイスで同期されるため、ひとたびログインすれば、すべてのアカウントに簡単にアクセスできます。主な機能は以下の通りです。

  • ワンクリックでお気に入りのサイトにアクセス
  • ユーザー名とパスワードの安全な管理と自動入力
  • アカウントごとに独自の複雑なパスワードを作成
  • Windows、Mac、Android(Kindle Fireを含む)、iOSなど、すべてのデバイスでログイン情報を同期

SafeKeyは、マカフィー オール アクセスのユーザーなら誰でも利用可能です。複数のデバイスを通してパスワードを管理するアプリケーションにより、データ漏えいの脅威からアカウントをより良く保護し、また万一被害に遭った場合も、すばやく変更を行うことができます。

マカフィー オール アクセスの詳細については、こちらをご覧ください

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速