スパマーに悪用される「Google Code」ニーズ

最近になって、グーグルの無料コードホスティングサービス「Google Code」がWebスパマーに悪用されるようになりました。これまでのGoogle Codeの悪用件数は1件か2件程度であったのに対し、状況は2008年末のホリデーシーズンを境に極めて悪化してしまいました。スパマーたちは、以下に示す種類のWebサイトで新たなプロジェクトを大量に立ち上げています。

この画像をクリックすると、偽コーデックのダウンロードサイトに誘導されます。さらにクリックを繰り返すと、アダルトサイトにアクセスすることになります。

今回のGoogle Codeの悪用事例と、スタートして約1年になるマイクロソフトのブログサービス「MSN Spaces」の悪用事例には、ある違いが存在します。グーグルはコードホスティングプロジェクト用のインデックスを自動生成しているらしく、Google Codeユーザーなら誰でも攻撃開始用の便利なリストを作成することができます。

また問題の画像は、必ず「http://bestsextubeドットnet/video.gif」からリンクされている、ということが判明しています。また、誘導先のポルノ映像配信サイト「porntube」は、何らかの脅威への対策をかたる偽ソフトウェアなどを扱うWebサイトにもホスティングされています。

コーデックダウンロードサイトはラトビア共和国に存在しており、こちらも似たような大量のWebサイトをホスティングしています。

このGoogle Codeプロジェクトの持ち主は、類似のプロジェクトをほかにもいくつか持っています。

※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:Google Code Project Abused by Spammers

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

[レポート]クラウド環境の現状レポートと今後 ~クラウドの安全性の状況と実用的ガイダンス

 マカフィーでは、1,400人のIT担当者に年次アンケートを実施し、クラウド採用状況やセキュリティについて調査しました。
 調査の結果、クラウドの採用とリスク管理への投資を増やしている組織がある一方で、クラウドの採用に慎重なアプローチをしている組織が多いことがわかりました。
 本調査では、クラウドサービスの利用状況を分類し、短期投資の確認、変化速度の予測、重要なプライバシーおよびセキュリティ上の障害物への対応方法の概要を示しています。

 本レポートでは、クラウドの現状把握と今後の方向性、クラウド対応の課題やポイントを理解することができます。

<掲載内容>
■ 主要調査結果
■ 調査結果から言える方向性
■ 課題への対応
■ 変化への対応力
■ 考慮すべき点:安全なクラウドの採用で事業を加速